よそ者ササヤマンから見た篠山

兵庫県篠山市に生まれたけれど今は住んでいないササヤマンのブログ。篠山について外からの視点でいろいろ書ければと思います。

篠山の日本遺産認定から早3ヶ月〜またハコモノの愚をおかすのか

○ウェブで日本遺産、篠山市で検索すると・・・

 

ササヤマンのふるさとの篠山市が日本遺産に

認定されたことについては以前書きました。

 

 

sasayaman.hateblo.jp

 

 

sasayaman.hateblo.jp

 

 

sasayaman.hateblo.jp

 

あれから早3ヶ月が経とうとしているのですが、

最近気になって「日本遺産、篠山市」で

Google検索してみたんです。

 

そしたら1位は

篠山市の公式HPにおける日本遺産に認定されたというニュースなのですが、

 

2〜4位がササヤマンの書いた上記の3つの記事だったのです。

 

なんというか、

おいおい大丈夫か?という気持ちです。

 

それとも、

旅の雑誌なんかにはこの日本遺産のことが書いてあったりするんでしょうか。

 

あるいは

旅行会社で日本遺産巡りの旅でも企画されているんでしょうか。

Google検索した限りではヒットしませんでしたが)

 

いずれにせよ、人間は忘れやすい生き物です。

 

少なくともササヤマンにとっては

最近認定された世界遺産の方が記憶に残っています。

 

3ヶ月も話題に上らなくてよいのか?

ちょっと心配になります。

 

 

○施策を発見!したものの・・・

と思っていたら、いくつかの施策を発見しました。

 

www.kobe-np.co.jp

 

事務局の市企画課が、デカンショ節体験施設の整備▽情報発信のための案内板設置▽記念フォーラムの開催▽「ふるさと劇団」によるデカンショ節の普及啓発事業-として、国に計約7350万円の補助金を要望したことを報告した。

 

ハード事業とフォーラム開催ですか。。。

 

個人的には、とりあえず困ったら

なにかハコモノ建てて、ソフト事業は単発イベントでお茶を濁すというのは、

全国どこでもやってる話で、

 

それがご当地アニメかご当地グルメかご当地ゆるキャラかの違いであって、

そこに「ご当地民謡」で同じ施策打つ

というのは知恵がないんですって告白しているようなものだと思います。

 

デカンショ節で打ち出しているから、体験施設がいる。

1年中デカンショ節を見せたい」

という発想なのかもしれませんが、

 

そこですぐに数千万円もかけてハコモノ建てる発想にどうして行き着くのでしょうか。

 

だいたい、

本当にデカンショ節をそこで教えてあげるようにするつもりなら、

振り付けをする人を365日配置するつもりなのでしょうか。

その人件費含めて、

毎年百万円オーダーの維持管理費をこれから払うつもりでしょうか。

 

もし「デカンショ節を常に見せたい、踊れる環境にしたい」

と思っているんだったら、

 

今から、

旅館と食堂と土産物売り場の店員全員に、

デカンショ節の振り付け指導レッスンを行い、

必要ならば衣装を無料配布すればいいんではないでしょうか。

 

あるいは、

朝のラジオ対象じゃないですが、

「旅館では必ず朝に踊ってます」

とか、

「市役所に12時45分に行くと

かならず職員全員が15分間踊ってます」

とか、

いくらでも見せ方はあると思います。

 

少なくともわざわざハコモノをつくる話ではないのではないかと思うのですが、

これを読まれた方はどう思われるでしょうか。

 

○ブロガーの施策はあるけれど・・・

 

とげんなりした気持ちで

施策を探し続けていたら、

こんな事業もするようです。

 

篠山を巡るブロガー旅行記

 

今年4月、篠山市は【日本遺産】に認定されました。 デカンショ節をテーマとしたストーリーには、篠山城跡、青山歴史村、丹波立杭焼など市内の 有形無形文化財15箇所が盛り込まれ、篠山市にますます注目が集まります。
「日本遺産」に認定された「丹波篠山 デカンショ節 -民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶」を テーマとして実施する「篠山(日本遺産)パワーアップ大作戦!」の一環として 「篠山を巡るブロガー旅行記」のブロガーを募集いたします。
ブロガーの方には、デカンショ節にちなんだ篠山市内有形無形文化財15箇所を旅していただき、 観光スポットなどの感想をブログでPRしていただきます。

 

とのことで、

20名を公募して、

15,000円を謝金として払うとのこと。

 

ハード事業だとか、

芸のないソフト事業をするよりは、

よほど賢いお金の使い方だと思います。

 

ただ、

「公募」で20名を集めるだけでどれだけ発信力のあるイベントになるかは

ちょっと気になるところです。

 

古来戦力の逐次投入ほどよくある負けパターンはないわけで、

どうせなら、

誰か有名人に100倍のお金を払って

ブログ1本書いてもらう方がインパクトとしては費用対効果高そうだと

思うのは私だけでしょうか。

 


今回(ステマ推奨ではなくて、

普通に全部無料で

宿泊からアクティビティまで

やってもらうくらいでいいと

思います。)


イベントの実施主体が

一般財団法人であることからも

 

なんとなく

篠山市当局としてあまり一般の人にお金をバラまくと

批判もあったりするので、

とりあえず一般財団法人からお金を出してもらおう」

とか

補助金待っていたら予算が間に合わないから、

一般財団法人で機動的にお金を出そう」

とか、

そういう発想なのかなあと思います。

 

ただ、上記のハコモノの方がよほど個人的にはムダ金だと思うので、

事業者が儲かっておしまい、というよりは、

ブロガーにPRしてもらうほうが

効果はでるんじゃないでしょうか。

 

あるいは、どうせ呼ぶなら話題づくり先行で

デカンショに1000人ブロガー呼びます」

とかした方が

(炎上するかもしれませんが)話題にはなるのではないでしょうか。

 

それとも、

(ここまでくると思いつきですが)

デカンショ節を題材に一本小説を書いてください。

賞金は1000万円」

などでもいいのかもしれません。

 

ハコモノ数千万円より

PR効果のありそうな施策ならいくらでも思いつきそうですね。

 

いずれにせよ、

ブログの施策のようなPRにお金をかけることはササヤマンは支持しますが、

ちょっとお行儀がよすぎる気がします。